JavaEE5になってから、Enterprise JavaBeans(以降、EJB)の仕様が3.0にバージョンアップされ、
今までの2.1仕様から変わり、より使いやすいものになりました。
様々なサイトで解説されている特徴について、改めて列挙してみます。
EJB3.0入門講座:第1回 複雑さを捨てて使いやすさに徹したEJB 3.0
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060613/240774/
EJBにはいくつか種類があります。
| 区分(1) | 区分(2) | 内容 |
| Entity Bean(エンティティビーン) | CMP Entiry Bean(コンテナ管理永続化エンティティビーン) | コンテナがリソース(DB)への永続化を行ってくれるBean形態 |
| BMP Entiry Bean(ビーン管理永続化エンティティビーン) | デベロッパー自身がリソース(DB)に対する永続化を行うBean形態 | |
| Session Bean(セッションビーン) | Stateless Session Bean(ステートレスセッションビーン) | 状態を保持しないセッションビーン。1メソッドで簡潔するような処理に向く。 |
| Stateful Session Bean(ステートフルセッションビーン) | 内部状態を保持することが出来るBean。一般的なクラスインスタンスと同様に取り扱うことが出来る。セッション毎にメモリが必要で、使い回すことが出来ないため、サーバーメモリには優しくない。 | |
| Message Driven Bean(メッセージ駆動型ビーン) | - | JMS メッセージの処理専用のサーバサイド オブジェクト |
EJBの種類を教えてください
http://www.atmarkit.co.jp/fjava/javafaq/j2ee/j2e13.html
Eclipse+WTP+Sun GlassFish Application Serverを使用して、ステートレスセッションビーンを使った
非常に簡単なアプリケーションを作成してみます。
まずは開発環境を整えてください。
以下を参考にして、Eclipse、WTP、JavaEE5(GlassFish)をインストールしてください。
JavaEEパーステクティブに切り替えて、プロジェクトエクスプローラーの何もないところで、右クリックし、コンテキストメニューから、
[エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト]を選択します。

新規EARアプリケーションプロジェクト作成のウィザードが開始されます。
プロジェクト名として、ここでは[EJB3]と入力します。
ターゲットランタイムが選択されていない状態ですので、新規のボタンをクリックします。

ですので、[追加サーバーアダプターのダウンロード]のアンカーをクリックします。

リモート更新サイトに接続され、サーバーアダプターの一覧がダウンロードされます。
(ネット接続環境が整った状態での説明になります。クローズドな環境で作業を強いられている方はできません。)

ちょっとスクロールすると、今回使用したいGlassFish JavaEE5サーバーがありますので、選択してください。
他のJ2EEコンテナを使用したい場合、適宜それを選択してください。

フィーチャーのソフトウェアライセンスの使用条件について同意します。

ダウンロードとインストールが開始されます。
ここでの注意点として、インストールが完了するまでEclipseを触らないほうがよいということです。
自分は触ってえらい目に逢いました。

インストールが完了すると以下のようなダイアログが出ます。
指示通りにEclipseを再起動してください。

Eclipseを再起動すると、次のような画面になると思います。(ならない場合もあるとおもいますが...。)
ワークベンチに戻るのアイコンをクリックしてください。

再び、エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを作成して、
サーバーランタイムとして、[GlassFish v2.1 JavaEE5]を選択します。
これは、JavaEE5 SDKといっしょにインストールされるJ2EEコンテナになります。
[新規ローカルサーバーの作成]にチェックを入れて、[次へ]のボタンをクリックします。

[次へ]のボタンをクリックすると、エラーになります。
これはアプリケーションサーバーのディレクトリの指定が無いためです。
[参照]のボタンをクリックし、アプリケーションサーバーのインストール先を指定します。

自分の場合、Java関連/JavaEE5のインストールでの説明のとおり、デフォルトとインストール先を変えているため、このようにしています。
自分のJavaEE5のSDKをインストール先に合わせて、適宜選択します。

正しく選択すると、エラーが消えます。[次へ]のボタンをクリックします。

ドメイン名の指定と、ドメインディレクトリの指定、管理者IDの指定と管理者パスワードを指定します。
JavaEE5をインストールした際に決めた管理者パスワードを正しく入力してください。
[完了]のボタンをクリックして、ターゲットランタイムの設定を完了させます。

ターゲットランタイムが指定されている状態になりました。
[次へ]のボタンをクリックします。

JavaEEモジュールプロジェクトはまだ存在していない状態なので、選択することはできません。
配備記述子の生成にチェックを入れて、[完了]のボタンをクリックします。

EARプロジェクトに何もアプリケーションが関連付けされていないため、エラーになります。
関連付けするアプリケーションのプロジェクトの作成については、以降で詳しく説明します。

コンテンツが、大きくなってしまったので、Java関連/JavaEE5/EJB3.0(2)のページで、ステートレスEJBの作成などを説明します。
以上です。